色鮮やかな振袖や、真新しいスーツに身を包んだ新成人たち。 1月の街を彩るその姿を見ると、私たちも自身の20歳の頃を思い出し、背筋が伸びる思いがします。
さて、自動車業界において長らく叫ばれている言葉に「若者の車離れ」があります。 スマホ、SNS、シェアリングエコノミーの普及により、車を所有することへのステータスや関心が薄れていると言われる現代。 しかし、現場に立っていると、それが必ずしも「すべて」ではないことに気づかされます。
成人式を迎えるこのタイミング。 それは、大人の仲間入りを果たすと同時に、多くの若者が「自分の城(車)」を持つことに、密かな、しかし確かな憧れを抱く瞬間でもあります。
今日は、そんな「隠れ車好き」の新成人層に向けて、私たちプロがどのようなアプローチでその背中を押すべきか、そのヒントをお話しします。
【「要らない」のではなく「諦めている」だけかもしれない】
まず、前提を変える必要があります。 彼らは車に興味がないのではありません。
「欲しいけど、高くて買えない」
「維持費が怖くて手が出せない」
「詳しくないから、騙されそうで怖い」
そうやって、憧れに蓋をしてしまっているケースが非常に多いのです。
YouTubeやInstagramでは、キャンプ動画やドライブ旅の動画が大人気です。 そこには「車というプライベート空間」への渇望があります。 彼らが求めているのは、移動手段としての車ではなく、「自由」と「自分らしさ」を表現するパートナーとしての車です。
【アプローチ1:総額ではなく「月額」で翻訳する】
最初のアプローチは、最大のハードルである「お金」の話です。 車両本体価格「100万円」という表示を見た瞬間、彼らの思考は停止します。学生や新社会人にとって、100万は大金だからです。
そこで、私たちの提案力が必要です。 「これなら、月々2万円だよ」 「スマホ代と、飲み会を1回我慢すれば乗れる金額だよ」
このように、彼らの生活感覚に落とし込んだ「月額」で翻訳してあげること。 そして、維持費(税金や保険)も含めたリアルなシミュレーションを提示し、「これなら自分の給料で払える」という安心感を与えること。 これが、憧れの蓋を開けるための第一歩です。
【アプローチ2:スペックではなく「映え」と「体験」】
次に、車の説明の仕方です。 「このエンジンは馬力が…」「足回りが…」という専門的なスペック話は、一部のマニアを除いて響きません。 今の若者が重視するのは、「その車があることで、どんな体験ができるか」です。
「このSUVなら、友達とキャンプに行っても荷物が全部乗るよ」 「この内装のイルミネーション、夜のドライブですごく映えるよ」 「Bluetoothで好きな音楽を流しながら、一人カラオケができるよ」
彼らのライフスタイルの中に、車がある風景を具体的にイメージさせてあげること。 「モノ」ではなく「コト(体験)」を売る意識が重要です。
【アプローチ3:親御さんへの「安心」という援護射撃】
そして忘れてはならないのが、スポンサーや保証人となる「親御さん」の存在です。 若者がいくらデザインを気に入っても、親御さんが「そんな古い車、すぐ壊れるんじゃないの?」「安全装備はついてるの?」と反対すれば、話は流れてしまいます。
若者には「夢」を語りつつ、親御さんにはプロとして「整備の充実」や「安全性能」、「リセールバリュー(損をしない買い方)」を論理的に説明する。 この「親子それぞれの不安」を同時に解消するバランス感覚こそが、成約への鍵となります。
【最初の一台を、一生の思い出に】
20歳で手にする「初めての愛車」。 その記憶は、一生消えることはありません。 その車でどこへ行き、誰と笑い、どんな音楽を聴いたか。 それは彼らの青春の1ページそのものになります。
「車離れ」という言葉で片付けず、彼らの小さな「欲しい」という声に耳を傾けてみてください。 私たちCAR GATEは、そんな若者たちの予算や希望に寄り添える、最適で良質な一台を探すお手伝いをいたします。
新成人の皆様、そしてその親御様。 人生を広げる「翼」を手に入れるなら、今がその時です。
CAR GATE 一同

