「予算は総額で150万円まで。でも、車種は〇〇で、色は黒、本革シートは絶対で、サンルーフも欲しい。あ、走行距離は5万キロ以下でお願いします」
中古車探しのご依頼をいただく際、こうしたご要望をいただくことは、決して珍しくありません。 お客様にとって、車は決して安くない買い物です。「せっかく買うのだから、妥協したくない」 「夢を詰め込みたい」 そう思われるのは、当然のことです。
しかし、私たちプロが市場の相場と照らし合わせた時、残酷な現実に直面することがあります。
「その条件だと、相場は200万円を超えてしまう…」
「150万円で探すと、修復歴ありか、過走行車しか出てこない…」
予算と要望のミスマッチ。 これは、車探しにおける「永遠のテーマ」とも言える難題です。
この時、単なる御用聞きのような業者であれば、こう言うでしょう。「その予算では無理です。諦めてください」 あるいは、「予算を上げてもらわないと探せません」と。
しかし、私たちCAR GATEのアプローチは違います。 私たちは、そこからが本当の「仕事(コンサルティング)」だと考えています。
まずは、お客様の要望の「奥にある理由」を、徹底的にヒアリングします。
ただ「無理です」と突っぱねるのではなく、一緒にパズルを解いていくのです。
例えば、「サンルーフが欲しい」というご要望。 理由を深く伺うと、「タバコを吸うから換気を良くしたい」というケースがあります。 それならば、「サンルーフにこだわって予算オーバーするより、高性能なバイザー付きの車にして、浮いた予算で内装のクリーニングを徹底した方が、快適ではないですか?」という提案ができます。
「本革シートが良い」というご要望。理由が「子供がジュースをこぼすから、拭き取りやすい素材がいい」ということであれば、「本革は夏場蒸れますし、メンテナンスも大変です。それよりも、車種専用設計の高品質な撥水シートカバーをつけた方が、汚れたら交換もできて衛生的ですし、予算も大幅に抑えられますよ」という選択肢が生まれます。
あるいは、「どうしてもその車種に乗りたい」という想いが一番強いのであれば、 「グレードを一つ下げましょう。見た目はほとんど変わりませんし、浮いたお金で、一番こだわりたいナビだけ最新のものに入れ替えませんか?」 という提案も可能です。
もちろん、逆のパターンもあります。 「お客様、この装備だけはどうしても外せないとなると、リセールバリュー(売る時の価値)も考えれば、あと20万円だけ予算を上げて、あちらのグレードを狙った方が、長い目で見て絶対に損はしません」 と、根拠を持って予算アップをご提案することもあります。
予算を上げるか、要望を削るか。 それは、痛みを伴う「妥協」ではありません。 お客様が車に求めている「本当の価値(ライフスタイル)」を明確にし、限られた予算の中で「最高の満足」を引き出すための、前向きな「調整」なのです。
「欲しいものが全部詰まった車」を見つけるのが難しい時こそ、私たちの腕の見せ所です。 無理難題と思えることでも、まずは全て私たちにぶつけてみてください。 プロの視点とアイデアで、貴方の「理想」と「現実」を繋ぐ、最適な一台を必ず導き出します。

